朝永振一郎（とものなが しんいちろう）氏の著書『鏡のなかの世界（かがみのなかのせかい）』 本の概要 著者名: 朝永振一郎 書名: 鏡のなかの世界 出版社: みすず書房 ・1974年7月10日　第12刷発行 著者について 朝永振一郎氏は日本の物理学者で、1965年に「量子電気力学における基本的な研究」の功績により、リチャード・ファインマン、ジュリアン・シュウィンガーと共にノーベル物理学賞を受賞しています。この『鏡のなかの世界』は、氏の専門である物理学の話題にとどまらず、科学と人間、文化など幅広いテーマについてのエッセイや講演録を収めた随筆集として知られています。 出版年と内容の補足 初版の刊行年: 1965年12月（朝永氏がノーベル物理学賞を受賞した年です）。 内容の構成: この本は、朝永氏が**「鏡あそび」**のように自由な気持ちで書いたとされるエッセイや講演録などを集めた随筆集です。 内容は、「ボロ家の楽しみ」や「子どもの情景」といった身近な話題から、「わが師・わが友」、そして**「人間・社会・科学」**といった幅広いテーマに及びます。 特に表題にもなっている**「鏡のなかの世界」**の章では、鏡に映る世界と現実世界の関係を通じて、科学することの意義や基本的な自然法則について語られています。 この『鏡のなかの世界』は、物理学者がつづった**「物理学の世界と秀れた文学の稀有の結合」**とも評される名著です。

詳細な残り時間 - Yahoo!オークション

鏡の中の世界　朝永振一郎　みすず書房　1965年初版