☆種村季弘『影法師の誘惑』青土社;昭和54年初版帯付本ビニカバ付;扉絵;杉本典巳*自己の分身としての影を考察した夢幻的なエッセイ集。

【内蓉情報】
*少女、少女の靴、人形はなぜ大人にとって危険な誘惑体なのだろうか?また、幼少年期に激しく魅了された、幻燈、魔術、見世物、覗きからくり、時計、映画といったオブジェやイメージなどの幻惑の秘密はどこにあったのだろうか?幼少年期に遭遇するさまざまな恐怖と魅惑の発光体をめぐって、少年が意識する自己の分身としての影を考察しながら、その謎にせまる夢幻的なエッセイ集。【目次】・Ⅰ 少女・Ⅱ人形・Ⅲ幻燈・Ⅳ玻璃・Ⅴ幼年・Ⅵ睡眠 水中影変幻（あとがきにか...