川本桝吉 瑠璃釉花瓶 明治瀬戸の名工 瀬戸焼 瀬戸

明治期瀬戸の名工、川本桝吉の珍しい瑠璃釉花瓶を出品致します。

瑠璃釉の技法そのものは、伊万里焼で1630年代以前に始まったと考えられています。しかし、17世紀前半の瑠璃釉の作品は、発色が淡かったり、呉須の成分が釉中に青く点々と浮いているものも見られ、品質的には安定していなかったようです。また、呉須が非常に高価であったことから作品数は多くなく、深い藍色の瑠璃釉作品が安定して作られるようになったのは、ワグネルがコバルトを紹介して以降のことになります。こ...