柏艪舎／2013 初版１刷／四六判ソフトカバー256P 明治維新という激動の時代に翻弄され、“敗者” となりながらも、誇りや意地を貫いて生きてゆ く者たち……&nbsp;それぞれの想いを胸に、新天地 を疾駆する―― 箱館戦争の爪痕が残る維新後の函館。 朝敵となった東雲藩士の娘は亡夫の仇を討つべ く、この地へやって来た。 ここ函館には、様々な事情を抱えた人々が流れ 着いていた。東雲藩の首席家老を務めた男、京 都上七軒で売れっ子芸妓だった女、江戸で火消 しとして名を馳せた男、それぞれが新天地を求 め、激動の時代を生き抜いていく―― 【目次】 第一章&nbsp;うつつとは見ず 5 第二章&nbsp;流れて世よに 97 第三章&nbsp;落ちてぞ滾つ 状態：三方に軽いヤケ、カバーにスレ・ヨレ・小キズなど &nbsp;&nbsp;&nbsp;相応の経年感あり

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【古本】『落ちてぞ滾つ』　蜂谷涼（柏艪舎）★「敗者の美学」を描ききる、書き下ろし長編時代小説。